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GoogleがVR事業を今より活発に行っていた頃、教育向けにGoogle Expeditionsという360度写真を中心とした教材とTour Creatorというバーチャルツアー作成ツールを公開していました。
https://historytech.wordpress.com/2016/11/04/tips-and-tricks-for-using-google-expeditions/
Google Expeditionsはスマホ用のVRゴーグル Google Cardboardでの利用を想定していたので、視線入力を中心としたシンプルなインターフェースでした。無料で使えたため、海外では多くの学校で導入されていたようです。
https://blog.google/outreach-initiatives/education/pioneer-new-lessons-your-classroom-google-expeditions/
しかし、GoogleがVR事業から事実上撤退してしまったためサービス中止になり、アプリは配布停止、コンテンツの一部はGoogle Arts & Cultureに移されたようですが、多くは利用できなくなりました。
https://support.google.com/edu/expeditions/answer/10892826?hl=ja
その結果、何年かに渡って積み上げられてた教育実践の成果も、今後は活用されずに消えていくことになりそうです。大変残念です。
ただ、教育実践の記録が全て失われたわけではありません。たとえば、イギリスの教育系企業TESは、Google Expeditionsを活用した授業案に関する資料をウェブサイトに今でも保存しています。こちらから”google Expeditions”という検索ワードで検索してみましょう。すると、以前アップロードされた教材を見つけることができます。
たとえば、こちらはTolbachik Volcanoという火山に関する教材です。もとになったバーチャルツアーはGoogle Arts & Cultureで見ることができるようです。教材はダウンロードすることができます。