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メタバース教育については様々な学校で取り組みが行われ、マスコミにも取り上げられています。

たとえば、東大のメタバース工学部では、巨大な講堂をバーチャル空間に作って授業を行えるようにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/09/special/metaverse-04/

https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/09/special/metaverse-04/

一方、浦和学院高校の「メタバース留学」では、ファーストフード店の環境をバーチャル空間に再現して、留学先での英語によるコミュニケーションが行えるようにしています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000080202.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000080202.html

こうしたものは、多くがバーチャル空間で参加者同士、あるいは参加者とAIエージェントがコミュニケーションをとることを意図しています。それでは、このようなコミュニケーションを活用しない授業ではメタバース教育は利用できないのでしょうか。

そこで言及しておきたいのが、メタバースの「博物館」「資料館」的な利用です。たとえば、こちらのロンドンのScience Museumの様子をご覧ください。

https://www.flickr.com/photos/heatheronhertravels/3182439839

https://www.flickr.com/photos/heatheronhertravels/3182439839

このような博物館の中には、様々な展示物があります。そのうちの一部は絵や文章で説明がされていますし、一部は、この写真のように実際に手で触れて体験するものです。これらを用いて、来場者は様々なことを学習することができます。その際、来場者は一人で学んでも良いですし、複数名で一緒に学んでも良いでしょう。そこに、博物館の職員や学校の先生がいて、内容の解説をするかもしれません。要するに、一人で使っても、複数名で使ってもよいわけです。

こうした博物館を実際に作ろうとすると、土地、建物、展示物などを用意する必要があり大きなコストがかかるうえ、一度作ってしまうと建物の構造を変えることは容易ではありません。しかし、メタバースであれば、現実空間よりはるかに安価なコストで作れる上、展示空間の修正も容易です。それゆえ、メタバースは博物館的な教材を活用して学習するのに非常に適していると言えるでしょう。